
グヤーシュ(Gulyas)とは
ハンガリーの代表的な料理の一つで、家庭でも日常的に食べられています。日本でいう「味噌汁」がハンガリーのグヤーシュのような感覚です。ドイツではシチューを指す場合もありますが、ハンガリーが起源の料理です。日本語に直訳すると「牛飼いの鍋」と訳せるように、牛肉を野菜とパプリカで煮込んだ具だくさんのスープになります。現在では、オーストリアやスイスなど広い地域で親しまれていて、地方によってさまざまなスタイルで親しまれています。
材料(4人分)
- 野菜
- トマト 1個
- 玉ねぎ 1個
- 赤パプリカ 1個
- セロリ 1本
- 人参 半分
- 肉
- 牛肉(シチュー用 すね肉など) 200g
- 調味料+水
- 水 1000ml
- パプリカパウダー 大さじ1
- 酢(簡単酢) 大さじ1
- 塩 小さじ1少々
- 胡椒 少々
- ローリエ 1枚
作り方
- お鍋を二つ用意します(1つは①スープを取る用、もう一つは②煮込み用です)
- ①で牛肉でスープをとります。牛肉に軽く塩コショウをして表面を焼き色が付くまで焼きます。焼けたら水1000mlをお鍋に入れて沸騰したら弱~中火でコトコト煮ます。*お肉は後で切るのでそのまま焼きましょう
- 牛肉でスープを取っている間に野菜を切ります。玉ねぎは粗みじん切り、にんにくは薄く輪切りにします。②煮込み用の鍋にサラダ油を敷いてにんにくを弱火で熱します。ふつふつと泡が出たら、玉ねぎを追加して、飴色に近づくまでじっくりと焼きます。
- 玉ねぎとにんにく以外の野菜は1cm角に切ります。セロリの葉っぱは切らずに束ねてタコ糸でくくっておきます。
- 玉ねぎが飴色っぽくなってきたら、パプリカパウダー 大さじ1を入れ、その後酢を入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜます。粉が残る場合は、①牛肉のスープを少し取って入れてもいいです。
- 混ざったら、②煮込み用の鍋にほかの野菜も入れて軽く炒めます。
- 牛肉を煮込み中の鍋から牛肉を取ります。スープはすべて②煮込み用の鍋に入れます。
- 牛肉も1cm角に切って②煮込み用の鍋にもどします
- ローリエ1枚、束ねたセロリの葉も②煮込み用の鍋に入れます。
- 蓋をして時々アクを取りながら弱~中火で30分ほど煮込みます。
- 塩小さじ1を入れます。味を見て量は調整します。胡椒で味を調え、さらに10分ほど煮込んで完成です。
まとめ
日本食ではなかなか使わないパプリカパウダー。普段は味わえない風味を楽しむことが出来ます。具材もたっぷりで栄養満点、冬にあったまります。一晩置いて翌日に火を入れて食べるとより美味しいです。煮込み料理のレパートリーの一つとして楽しむことをおススメします。